This work is selected as a finalist of "Chartres en Lumiere 2014" Videomapping contest.

Concept

 

シャルトルは歴史上何度も戦火に見舞われた経験がありますが、
そうした原因で街が破壊されても、思想や知識など物理的な実体をもたないものは残ってきました。
即ち形のないものは一見脆弱に見えても、実体のあるものが壊れる状況においても生き残る可能性があるという捉え方が可能となります。
実際に私がこの作品を制作するに当たってシャルトルの街の歴史を調査してみて、そウした考えに行き着きました。

 

映像の中に出てくる文章はシャルトルにゆかりのある人物（シャルトルのベルナール）による言葉で、「巨人の肩の上に立つ」という比喩のもとになったラテン語の文章になります。
また、中盤で出てくる哲学者の名前については、
シャルトルのベルナール、シャルトルのティエリ両名に思想的につながりのある哲学者の名前を挿入しています。
同様に中盤の蒼いステンドグラスの表情も、シャルトル大聖堂のステンドグラスが「シャルトルの青」として知られていることにちなんだものです。

 

Chartres had become a battle ground for several times in history.
However, even if physical objects were to destroyed, things which don't have physical structure or objects would survive: for example, knowledge, memories, and philosophies.
I was inspired this idea by the history of Chartres, and tried to abstract and visualize it.

 

This work entered Chartres Video Mapping Contest 2014.

 

 

Visuals:Kei Kitamura

Sound Design: Takahiro Sakata

 

Software: Autodesk 3dsmax 2013, Adobe AfterEffects CC, Trapcode Particular, Trapcode Form