◈The Three Kichisa◈

◈三人吉三◈　少しヤンチャに描いた浮世絵です。

元ネタは河竹 黙阿弥作の歌舞伎演目で、初演は1860年（安政７年）『三人吉三廓初買』として上演された世話物です。三人の盗賊・吉三郎（和尚吉三、お嬢吉三、お坊吉三）を中心とした因果話と、廓を舞台にしたの恩愛話が交互に進行する内容で、1899年（明治32年）廓の話をカットした『三人吉三巴白浪』が上演され、その形で今に至ります。現代的なコクーン歌舞伎として上演されたのが記憶に新しいですよね。
「こいつは春から縁起がいいわえ」という有名なセリフはこの演目から来ています。